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ナムジャイブログ

2020年08月29日

版画を彫った

この前「小さなお地蔵様」を彫ったのだが、今度は版画を彫ろうと思いつき、
色々と考えた末「トラ」を彫ることにした。
最初トレース紙にトラを描いて、それから「彫り」に進む積りがトレース紙を
版木の上に置いても彫りようがない。
和紙ならともかく、トレース紙だとすぐ破れてしまって作業が進まない。
面倒だが版木に直接デザインを写し替えて彫ることにした。
虫歯で頬が腫れたトラになってしまったが、それは彫りながら修正して行けば
何とかなるだろう。
版画を彫った



















彫り始めたのはいいのだが、版木の材質がラワン合板のため、木目に沿って
彫るのは容易であるが、木目に直角に彫ろうとすると、木の繊維質が引っ
掛かりささくれ立ったようになってしまい、注意しながら彫っても中々進まず、
殆ど平刀を突き切りする感じで進めた。
とにかく横のスジ彫り・線彫りができないのが辛い。
本当にタイには版画や彫刻に適した木がない。
版画を彫った




















それでも何とか1日2時間程度かけて3日で掘り上げた、
彫刻と違って2次元の世界は平面だから楽でいい。
チョット輪郭がささくれ立った感じになったが、まあ毛の感じが出るだろうし、
虫歯で腫れた頬は何とか修正できた。
版画を彫った




















さて次が肝心の「刷り」の作業であるが「バレン」がない。
前に彫った時はどうしたか思い出せず、ローラーを探したが適当なものが
ないし、バナナの枯れた葉を使ってみようと思ったが駄目。
とにかく無い知恵を絞って「代用バレン」を作ってみた。
インスタントコーヒーのキャップを使い、キャップの外縁は凸形状があるため
段ボールをキャップ形状にカットし、ぼろ布で包むのである。
版画を彫った




















下が出来上がった「バレン」であるが、ボロ布のの両端を強くひきながら
平坦部にシワができないように延ばして強く縛って作った。
版画を彫った

















これでいよいよ「刷り」に入るのだが、これがなかなかうまくいかない。
版木がラワンのため、絵の具が吸われてしまって絵がカスレてしまう。
版画を彫った




















仕方なく版木に絵の具を塗ったまま一晩放置し、もう一度やり直し何とか
サマになったのがこちら。
版画を彫った
























仕事ではないがそれでもこういう創作は、余計なことは考えず無心になれて
いいものである。
しかし、ウォーキングして疲れ、アゲハに夢中になり、彫刻をやって、版画を
やって、私は一体何やってんだろうと思う。
今の私は「水戸のご隠居」ならぬ「シラチャのご隠居」であろうか。



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Posted by jinbei at 16:25│Comments(0)趣味
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