2017年07月27日
綺麗なザリガニ
飼っている人を見つけた。
他でもない 掛り付けの犬のクリニックのドクターである。
先日伺った時に何気なく水槽の中を覗いたら、今まで熱帯魚だけだったのが、いつの間にか
ザリガニが入っていて、水槽が間仕切りされており、各水槽の中にザリガニが飼われていた
のである。
早速ドクターに許可を貰って写真を撮らせて頂いた。
いくらぐらいのザリガニなのか聞こうと思ったが、いささか失礼かと思いそれは控えた。

その中で一番大きく良さそうなヤツで、色が白基調のザリガニである。

水槽から出して撮影したら、そんなに白くはなかった。

この話をTさんに話したら、これは安いヤツでたいして高くないと言い放った。
ではどういうのが綺麗でいいものなのかと聞くと、ブリーダーから譲り受けたそうであるが、
市場に出せば7000B(27000円)はするというザリガニの写真を見せてくれた。

このザリガニは尾羽根まで白いが、もし尾羽根の先端が赤だったら、更に値が上がるとのこと。
残念ながらこの親、産卵後に水が合わなかったらしく、死んでしまったそうである。
しかしながら、綺麗なザリガニとなる要素のある子供をどうやら残していったようで、Tさんが
ブリーダーに見せたところ、今は黄色っぽいが3インチくらいになって色が安定した時、白くて
良い値になると言われたものが何匹かいるらしく、その写真を見せてくれた。

色がまだ安定してはいないが、一つだけ欠点があるそうだ。
それは目と目の間の三角に尖っている部分が、既に茶色だがこれはない方がいいそうである。
ハサミなども脱皮する毎に色が変わっていくそうで、下の写真の左は抜け殻で右が脱皮直後。
写真では判り難く申し訳ないが、よく見ると抜け殻のハサミの先端は赤味がかっているが、
右の脱皮直後のザリガニのハサミの先端は青味がかっている。

取り敢えずどんな色であろうと、綺麗なザリガニであっても私にはあまり興味はないが、先日
投稿した中で、このブームは台湾やオーストラリアなどに飛び火していると書いたが、実は
日本でも静かなブームが広がっているみたいだ。
元々ザリガニはタイにはいないようで、観賞用として日本から輸入されたザリガニが、タイで
改良され更に綺麗なものになって、今度は日本へ逆輸入されているようで、オークションでは
初値が8300円で始まるそうである。
ミイラ取りがミイラになったTさんに言わせれば、「たかがザリガニ、されどザリガニ」であろう。
2017年07月23日
メコン大ナマズを食べた
「旨いものって一体ナンなの」と聞くと、プラーブッ(ク)(メコン大ナマズ)という。
私が「あんなものそんなに旨いかなー。なんとも水っぽい感じがするが・・・」というと、
プラーブッ(ク)とはメコン大ナマズのことで、以前ミンブリにあるブンサムランという、
確かに大物ではあるが、私たちが釣ったのは20kg~25kgクラスの小物であり、
背景が釣り堀で、釣った魚は全てその場で放流である。
最も持って帰ったところで、ミヤさんの手には負えなく義母ならば何とかするだろう。
さてその「旨いもの」なのだが、Mさんがどこで手に入れたか知らないが、切り身を
料理の名はホーモッ(ク)で、ヤシの実の殻の中にレッドカレーをベースに、タマゴ

確かにMさんが自慢するだけあって、レッドカレー味で少し辛く美味しく食べさせて

こちらもホーモッ(ク)だが、タイのウナギが入っていると言って、食べさせて頂いた。
バナナの葉に包んで蒸したもので、基本は上のホーモッ(ク)と同じであるが、
とは言え、どちらも甲乙付けがたい美味しさには変わりない。

ウナギは骨ごとブツ切りにして入れてある。
タイのウナギだからと言って特別な味がする訳でなく、やはり日本と同じウナギの

とにかく料理も美味しかったが、このメコン大ナマズのホーモッ(ク)はお勧めの
Mさん ご馳走様でした。できたら又お願いします。
2017年07月20日
神棚と仏壇
少し時間が経ってしまったが、神棚の話のきっかけとなるので、繰返しで恐縮で
LEOが死んだその日の内に、ミヤさんが業者に依頼して火葬を頼んだのだが、
届けられた遺骨は、散骨に行くまでと思い、仏壇(日本人の考え)に仮置きしようと
確かにその通りで、仏壇とは私が勝手に考えたことで、タイには神様はいても仏様
仏像を安置しているから、神様のおわす所で神棚であり、部屋の隅の私の目の位置
従って日本の仏壇のように、線香を上げるのにひざまずくことはなく、立った姿勢で
我が家のの神棚は、建築屋の棟梁であった義父が設置したものであるから、
先に述べたように、タイには神様はいても仏様はいないのである。
これはタイに限らず、イスラム教の国でもキリスト教の国でも同じで、全てが
日本が特殊で多神教の国であるから、仏様と言う概念が生まれたのではないかと
天国や地獄は勿論あるが、それは神の世界と仏の世界とは全く異なる次元の話で、
2017年07月16日
息子の就職
息子は昨年専門学校
(カレッジ)を卒業したが、そのまま進級して大学
卒の資格を取る積りの筈だったが、本人から家の経済状態を考え働く、
と言ってカレッジ卒で終わっている。
ところが、働きながらでも大学卒の資格は取れると言って、就職口を探して
いたものの、これはというところがなく、最初の面接を断った後は、繋ぎの
働き口を3社ばかり勤めたが、勤めながら探せばいいものを、辞めてから
探すと言うことで、しばらく家でゴロ々していた。
決して怠け癖があってのことでなく、日本風に言えば「重電」という電気
工事に関る勉強をしてきたが、国の資格まで取っていなかったため、
中々思い通りの働き口がなかったようだ。
ミヤさんから「ピーノの会社で募集はないの」と言われたが、「工場保全の
スタッフ(作業員ではなく)を募集するのかどうかは調べるが、口利きは
しないし仕事は関係ない」と言ってあった。
その後会社のウェブサイトで調べて募集に応募したらしく、6月末にテストを
受け就職が決まった。
ところで、色々と職を紹介してもらった中に、工業団地などにある電気
会社の口があったが、これは非常に「狭き門」のようである。
ミヤさんの説明によると、給料は高く医療保険など家族(親)も含まれる
らしく、殆ど公務員並みの条件のようで、一応公募はするものの殆ど血縁・
知人で埋められるようで、仮に欠員がでてそういう人の紹介で就職が
決まったとすると、「封筒入りのお・・」が動くようだ。
さて息子の方はというと、サムットプラカーンにある電気工事会社も
同時に受けて、就職はほぼ決まっていたようだが、これを蹴ってしまって
私の勤める会社の方を選んでしまった。
給料は私の勤める会社とは格段にいいのだが、家から通うには遠いため、
アパートを借りなければならず、土・日に家に帰るにもお金が掛るから、
結局は同じで家から通えるところの方がいいと言う。
後でミヤさんに聞いたら「パア(父)も歳だし、家から通えば余計な出費を
しなくてもいいから、家から通った方がいい」と、泣かせる
ような'ことを
言ったらしいが、本当のところは「家から離れたくない」と言うのが本音
のようだ。
土曜日(15日) 晩酌も終わってさて晩飯という段になって、いつものこと
ながらミヤさんが突然「皆でお寿司でも食べに行かない?}と言い出した。
この出費は大きくなりそうだったが、まあ息子の門出であるからそれもいい
だろうと、近くの「すえひろ」へ行ってささやかだが、祝いの食事会をした.
17日(月)から出社が決まっているようだが、私とは職場も違うし、第一
息子の仕事のことに口を挟む気などサラサラなく、仕事に関しては息子は
息子だと思っている。
これもミヤさんから聞いた話だが娘のインが兄に向って「パアの仕事と関係
無いけれど、パアの名前を汚さないように」といったらしい。
さてどうなることやら。
2017年07月08日
カオパンサーでローソクを奉納してきた
毎年会社の行事として、代表(希望者)約30人くらいで近隣のお寺を回るが、私は
カオパンサー
日本語で「入安居」と言うらしく、タイの陰暦8月6日夕から、僧は仏教の修行の
朝からポーバーン・メーバーンが奉納に行く準備を始めるが、ローソクは日本では
社員は串にお金を挟んで功徳を祈願して藁に差し込む。
8:45準備が整って出発
最初のお寺である。早速本堂に入り、奉納の準備を始める。
僧侶と共にお経を上げ、ローソク他タンブンをする。
さてこちらは2番目のお寺。やることは同じである。
お経を上げて奉納だ。
最後は近隣ではかなり大きなお寺で、此処では15人の僧の読経があったが、僧侶
こちらが本堂前の駐車場。本堂は広く早速準備開始。
ところでこのカオパンサーは、ローソク祭りとして大きなローソクを奉納するフェス
特に東北ウボンラチャタニの「ローソク祭り」「キャンドル フェスティバル」は、海外
手作りの巨大なローソクの彫刻の山車が町を練り歩くので、一見の価値はある。
興味のある方はインターネットでその立派さを見て頂きたい。
8~10日までの3日間は、タイでは仏陀デーなのでお酒は飲めない。
3日間の休日 家でひっそりと飲むことにしよう。
2017年07月04日
「ザリガニの話」のその後
以前「ザリガニの話」を書いたが、その後どうなったのか義弟の友達に聞いてみたら、どうやら
ブームは去ったようだ。
最初からある程度投資をしてブリーダーをしていた者は、一時期 月30万Bくらい儲けた者も
いたようだが、後から始めた者でも、多少投資をし 良いザリガニを手に入れた者も、それなりに
ブームが去っても続けているようだ。
ところが 4月初め頃から値が下がり始めたらしく、1匹1万Bくらいだったのが今3000Bくらいに
なったらしく、4~500Bくらいのものは2足3文のようで、売れればまだマシのような状況らしい。
初期投資もなく、良いザリガニもなく、多少見栄えが悪くても数を売れば儲かるなどと考えた者は、
沢山飼っていても売れないため儲けにならず、質の悪いもの(見栄えが悪い)は、焼いて食べて
しまう者もいるとか。 ※ 焼いて結構「旨い」そうで、上海では私も「火鍋」で食べた。
しかし 世界的に見るとブームは他所に飛び火し、台湾やオーストラリアに売っている人もいると
いう話だが、下火になっただけで10月頃にはまた上向きになると見ているようだ。
これは気温と水温の関係で、ザリガニの抱卵の環境が整い易くなるからだという。
ところで このザリガニについて、最初は「一時的なブームで何が面白いか」と批判的だったが、
ミイラ取りがミイラになってしまった人がいる。
私の知人のTさんだが、最初は批判的でプラー ガッ(ト)(闘魚)の方が綺麗だと言っていたが、
4月初めころ「闘魚はくれて、ザリガニを飼い始めたら結構可愛くて面白い」などと言い出した。
知り合いのタイ人から2足3文の子を譲り受け(Tさんには申し訳ないが、値下がりの時期と
符号するので、体よく押し付けられたと見る)、それが10匹となり今35匹に増えたそうだ。
貰った時は1.5~2mmだったらしいが、1週間くらいに1回脱皮を繰り返して大きくなったという。
白っぽいもの黄色っぽいものがスーワイ(綺麗)で高く売れるそうであるが、3インチ(約7,6cm)
位にならないと色が安定しないそうである。
それでもブリーダーのタイ人が、「この中にもスーワイなものがいる」と褒めてくれたらしい。
譲った本人がけなす訳がないだろうと、内心私は思うのだが・・・・。
それでも写真を見せられると、そうかもしれないと思ってしまう。
下は色効果と識別効果を考えて、「赤」のシートを敷いているが、上下の2匹は2足3文の
口らしいが、左右 特に左側のヤツがいいものだと教えてくれたという。
曰く 色が白く鮮明で、背中に横縞や模様がこれも鮮明に出ている(色は赤や濃いブルー)。
爪の先端が(ポパイの腕部分)が、濃いブルーやブラウンに色が付いている。
脱皮を繰り返しながら色も変化する(餌の影響も大きい)らしく、一番上の写真のように、今の色を
メモしておき、脱皮でどのザリガニの色が、どう変化したのか判るようにしているとのこと。
曰く 水温の管理が大変で、常に23度~26度くらいを保つ必要があり、そのためにポンプまで
購入し、水を循環させているとのこと。
この水を循環させて水をろ過する部分には、フィルターも設置されているが、餌の粕や糞の
細かい粒子はフィルターでは濾しきれないため、考えたのはグッピーの雌雄1組を水槽1個に
入れて一緒に飼って鑑賞と清掃の1石2鳥だと言っていたが、この工夫には成程と感心した。
餌も大変らしく、小さいうちは水草(タイ人はノリと呼んでいる)を与えてやり、脱皮した時は自分の
抜け殻を食べるため、2日は何もやらないという。
そして1インチになったら、1匹づつ別の水槽に分けないと、脱皮したばかりのザリガニは身が
柔らかいために、他のザリガニに食べられ(共食い)てしまうそうである。
このくらいになると、ザリガニ専用の餌に切替えるえるそうだ。
話を聞くと、もし市場に出したら3000B(現状価格で)くらいの値が付くのが、20匹はいるというが、
どうもブリーダーになる積もりはない様である。
私には「ザリガニ」を相手にする機は毛頭ないが、この御仁相当な凝り性であり、そんなことは
是っていないと言い乍らも、売る気もないのに値が上がるのを楽しみにしているようである。
ま それよりもお盆休みに娘さん親子が遊びに来るというが、その時珍しいものを見て喜ぶのは
お孫さんだけで、娘さんから小言を言われないよう祈っていることにする。