2021年01月24日
「タイ湾大橋巨大プロジェクト」だって?
昨日晩酌がてら鍋敷きにしていた新聞の一部に何気なく目を落とすと、
そこにはまだ目を通してないというか、見落とした記事が目に入った。
新聞と言っても「OHAYO」という月刊の地方紙であるが、そこには「タイ湾
大橋巨大プロジェクト」という見出しがあった。
これは昨年11月20日に発行されたもので2か月前の話だが、それでも話と
して面白そうなので、古いニュースをググってみた。
すると昨年10月12日のPJA News(パタヤ日本人会ニュース)で大きく
扱っていた。
タイ政府はメディアに対して、予算9000億バーツでパタヤとフアヒン間を
巨大な橋で結び、その先を高速道路で結ぶことによりEEC(東部経済回廊)
開発計画と連動した、巨大な新物流道路を作ると発表したとあった。
今回発表された「タイブリッジ」計画はタイ政府のEEC開発計画と連動し、
タイの東西を結ぶ経済路を作る計としている。
現在は陸路で約400kmの移動が必要なパタヤ~フアヒン間を、約80~
100kmの巨大大橋で結び、タイの東西の大動脈を作る計画としている。
発表で、パタヤには通常のフアヒンの約10倍もの外人観光客が滞在して
いることから、この大動脈でパタヤ~フアヒン間の移動が簡単になれば、
フアヒンの観光需要にも大きな期待がされるともみている。
それに加えて東部地区で生産された自動車などを、対岸更にタイ南部まで
高速道路を建設し、陸路で輸送する。
これはアンダマン側のラノン港から、中東アジア方面に輸出する利便性を
狙った計画でもある。
この大規模投資プロジェクトは、経済状況管理センター(CESA)によって
既に承認されているとのこと。
とは言えまだ具体的な計画はできてもいなく、計画の実現可能性の検証など
これからのため、まだまだ先の話のようである。
この説明の中で、この計画は大きな経済的な価値があり、これは日本での
成功の実例を参考にしており、これと似ていると説明があったという。
このプロジェクトへの要旨予算は、現時点で9000億バーツの見込みという。
尚ここで言う日本の成功例とは、「東京湾アクアライン」を指しているらしい。
まだまだ先の話だろうが、9000億バーツの投資というけれど、タイには
インフラ整備他、まだまだ先にやらなければならないことが一杯あるような
気がするのだが。