2017年08月23日
タイの蒸しガニ
日曜日は朝早くから、シラチャのタラートヘ買出しに出かけた。
旧タラートと新タラートが隣り合っているが、主に野菜を買う時は旧タラート、
魚介類を買う時は新タラートと、いつの頃からかなってしまった。
目的はキャベツ・長ネギ・漬物用の白菜が予定で、その前にアジのいい
のが出ているか、新タラートの入り口に差し掛かって大きなカニを見つけた。
緑褐色をしてハサミは大きく、後ろの足がワタリガニのようなので、日本で
言う「ガザミ」の種類だろうと思う。
近在のタラートで見かけるのは「ワタリガニ」しかなく、このカニを売っている
ところは少ない。 うっかりおばちゃんと目が合ってしまい、旨そうだと思った
ので又ウッカリ「タウライ?」と聞いてしまった。
「コン イープン チャイマイ、1kg ラ 900B]と言う。
しまったとは思ったが、雇用契約も済んだし自分への祝儀の積りもあったが、
何より旨そうだったので3匹も買ってしまった。
さて夕方になってカニを茹でる(実際には蒸す)ことを始めた。
タイでカニ料理といえば有名な「プー・パッ(ド)・ポン・カリー」であるが、
そんな凝った料理のレシピは判らないため蒸すだけである。
ミヤさんはカニは好物だが「生きているカニは可哀想だからイヤ」と言って
手は出さないが、そのくせエビは問題ないというおかしな性格である。 蒸しあがったカニは、酒を飲みながらで久し振りに旨いものにありついた
感じだが、2匹では(1匹はミヤさん)少々物足りなかった。
このカニはズワイほどは旨くないが、ワタリガニより身は多くハサミはズワイ
に比べて非常に硬くて苦労するが、ワタリガニに比べて「食べた」という感じ
がする。
ところで 私はカニは大好物でズワイガニを始めとして北海道の毛ガニ・
ハナサキガニ・上海ガ二・果てはソムタムのプーダムまでしゃぶるが、
まだ食べたことがないカニがある。
「食わず嫌い」だろうが、タラバガニである。
私はカニは食べてもヤドカリは食べない。
カニは横歩きするが、タラバはヤドカリで前後歩行であり、ヤドカリの特徴
である一番後ろの足は殻の中にある。(小学校の頃何かの機会に調べた)
タラバはこれからも食べないだろうが、タイにいる限り食べる機会もない
だろう。