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ナムジャイブログ

2017年12月14日

「こども新聞」と白骨街道

数日前同僚のTさんがタバコを吸いながら、「中国と韓国が何故日本を敵視
するのか、どういう教育をしているのか判らないが、過去のことは過去のこと
として、日本も同じ間違いを起こさないためにも、真剣に事実を子供たちに
教える必要があるな」などと言い出した。
「急にどうしたの」と言うと、「コンドミニアムに月1回届くこども新聞に目を通し
目をたら、第2次大戦の細かいことが載っていて、これを孫達に読ませようと
思っている」と言う。


暫く日が経ったある日、「これがそうだ」と持って来てくれたので目を通すと、
とても子供向けとは思えない内容であり、ずっと継続して読まないと
前後が繋がってこないような気がする。
そうは言っても、矢張りTさんの言うことは尤もだと思う。

「こども新聞」と白骨街道「こども新聞」と白骨街道これが最近号で、タイも
関係するので、例として
紹介します。
インパール作戦は陸軍
上層の「決死」「必勝」の
精神論で進められた、
兵站(補給)無き無謀な
作戦だったようだ。


昭和19年3月に実行が
開始され、その年7月
には中止されたそうだ。
兵站が無いということは
食料や弾薬の補給が
無いことであり、戦いに
ならなかったと思われる。




この間に無くなった人は3万8千人余りだという。
「こども新聞」と白骨街道では生き残った兵はどうしたか。
多くの兵隊は来た道を、タイを
目指して引き返すが、これが
又悲惨な逃避行であり、これを
テーマに書かれたた本が、
「ビルマの竪琴」である。












以下は新聞には掲載されていません。

北タイ メーホンソン県の国道108号沿いにクン ユアム村という村に、

世界で唯一の親日博物館があるそうで、進攻前の日本兵がいかに

この村の人達と親密に暮らしていたが判る資料が陳列されているそうだ。

この村の村長さんは、私財を投じてこの博物館を造り、何年か前
天皇陛下がタイを訪れた際、天皇陛下から晩餐のレセプションに
招待されたそうだ。 又翌年春の叙勲で、受勲もしている。
この話思わず涙ぐみますが、興味のある方下記ご覧下さい。
 ※ブログ;東アジア黙示録
   世界で唯一の親日博物館・・・北部タイ英霊街道を辿る。

ところで、この戦争は日本の侵略戦争であったというのが世界の
大方の見方であるが、一方インドではモディ首相始め著名な人達
からは、「インド独立の気運を高めた聖戦」「インパールで戦った
日本兵に敬意を表す」という様な声も聞かれるようだ。
  ※「白骨街道インパール」
又 最近ではNHKの連続ドラマ「ひよっこ」で、ヒロインの叔父が
戦争体験の話をする場面があったらしいが、インパール作戦に
興味がある人もでてきたようである。

こども新聞から大分それてしまったが、今ある平和・各々が持つ
小さな幸せは、その裏にはこういうこともあったということをやはり
知っておくべきで、そのためには2度と戦争は起こさないよう
後世に伝えるべきだと私は思います。

2年前の暮れに釣友のMさんが「新年に白骨街道に行って線香を
上げてくる。Jinbeiさんも長くタイにいるなら、一度は線香を上げて
来いよ。」と電話をよこした。
この白骨街道とは、日本兵が生き延びようと必死に戻ってきた道
であり、先のクンユアン村付近でもおよそ7000人の日本兵が、
無念の涙をのみながら死んでいったそうである。




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Posted by jinbei at 13:00│Comments(2)日記/一般
この記事へのコメント
インパール作戦のことは詳しくは知りませんが、上層部の無謀な作戦だったようですね。
戦争に良し悪しはありません。全て悪しです。
その悪い戦争を起こさない為にも、過去の愚かな戦争を忘れないために後世に伝えることはとても大事です。
しかし、人間と言うのは悲しいもので、また起こしてしまう。
それでも、過去の愚かな過ちを伝えることで、おそらく減っているはずである。
減っていると思いたいです。
なかなか難しいですが、私も線香を上げに行きたいです。
Posted by ドラえもん at 2017年12月16日 15:29
ドラえもんさん

私達「年寄」と呼ばれる人たちには戦争体験がありませんが、父母や
祖父母から色々と聞かされているわけで、疑似体験はしているわけです。
しかし、そういう中でも武器・戦争などという言葉を聞くと、アレルギーの様に
拒否反応を示す人たちもいます。

今の平和を後世に継承し、過去の過ちを伝えて同じ間違いを2度と起こさせない、そういうことを教えて考えて貰う、それが私たちのやるべきことだと
私は思いたいです。
Posted by jinbeijinbei at 2017年12月16日 18:10
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