2019年04月22日
息子のブアック(出家)準備その②
息子のブアック(出家)もいよいよ明日に迫るという土曜日、朝早くからミヤさんに








起こされてタラートに買い物に出かけた。
いつ来ても活気があるタラートの雰囲気は元気が出ます。
私は特に買いたいものが
ないため、ミヤさんの
荷物持ち。
まず野菜や漬物等々私より
手際よく買っていく。
豚肉やエビ、ルークチン(練り物で、豚肉、鶏肉、魚肉などそれぞれある)なども買い
入れます。
この日のブタはどれもどこか
ムッとしたような顔をして
いたが、大抵の場合は
笑っているような感じだ。
さてお次は仏具である。
シラチャのタラートは、門前町を小さくしたような趣があり仏具屋も多い。

枕や僧衣、托鉢の鉢など
息子が使うものの用意だ。
本当はこれらの品々は無理して用意しなくともお寺にはあるようであるが、一般的には
各自用意していくらしい。
それはそうであろう、金がなければ僧に慣れないなんて道理はないはずである。
最も裕福になればなるほど立派な道具を用意するらしい。
ミヤさんは実の子ではないにしても、やっぱり母親らしいことはしてやりたいと言って
多少は見栄も張っているのだろう。

因みにどれくらい掛かった
のか確認したら、約4500B
くらいと言っていた。
まあ、贅沢させる訳でなし、
私の懐から出ているのでも
ないので、それ以上は何も
言わなかった。
家に帰って、前日用意したらしいお坊さんやお寺へするタンブンの品々を車に乗せる。

お坊さんへはミルクや石鹸
歯ブラシや薬のセットなどを
包んであります。
お寺へは重箱やヤカン、
調味料などである。
これらを持って息子の住む僧坊に一旦預け入れるという。
息子はすでに18日からこちらの僧坊に寝泊まりし、僧になるためのトレーニングをして
いるが、どんなところなのか興味があるので中に入ってみた。

部屋の広さは4畳半位で、
仏壇だけであとは何も
なく、タイル張りの床に薄い
センベイ布団を敷いて寝
起きしているようである。
・・・・で、ここまでは息子のための準備であるが・・・・。
案の定である、ブリラムから故義父の兄弟子供5人、ミヤさんの従妹が3人、義母が
既に10日も前から孫二人を連れてきているため、リビングと普通の部屋が3部屋は
我々4人+11人でゴチャゴチャである。
最もブリラムの5人とミヤさんの従妹たちは、寝るところさえあれば雑魚寝で問題が
あろうはずはない。
問題は食事である。
まさか外へ食べに行けとも言えず、そのためのタラートへの買い出しでもあった。

豚肉のルークチンとニワトリ
の足がたっぷり入った
赤カレー。
これは、ソーメンにかけて生野菜をたっぷり入れて食べるとおいしいのである。

ピリッとしたカレー味で、
義母の得意の料理の一つ
である。
私にしてみれば、義母が
いる理由はこれ以外ない。
朝から何も食べてない私は
2杯食べましたね。
もう一品作ってくれたが、野菜はチンゲン菜の漬物がメインで、これだけでもご飯の
おかずになるのだが、これの味付けがスープの味付けになっているのである。

これはチンゲン菜の漬物と
豚肉を煮たもので、これは
ご飯にぶっかけて食べる
のだが、ちょっと酸っぱくて
食欲をそそる。
何はともあれ、ここまで来てしまうと、あとは午後のタムクアン儀式と日曜に控えた
出家の儀式が無事に終了することを願うだけである。
Posted by jinbei at 16:25│Comments(0)
│タイの文化