2019年04月23日
息子のブアック(出家);本番前
土曜日は午前中に準備を終了し、一休みした後2時に再びお寺へ行くが、これから

関係ないことだが、どうして




本番前の断髪式である。
俗人から僧になる前のタムクアン儀式というそうであるが、俗人でもなく僧でもない
存在である。
最初は断髪からで、家族から3回鋏を入れて髪を切り(3回切る)、親類・知人・来客
と続いていく。
本人はハスの葉を広げ、
後で行う剃髪した髪も集め
大きな川へと流すそうで、
流骨と同じ思想のようだ。
断髪が終了すると今度は、お坊さんの手による剃髪である。
水を入れた容器に溜まった
髪も、先のハスの葉に集め
一緒にする。
勿論 眉毛も剃らなければならない。
タイのお坊さんて、入れ墨を
している人が多いんだろう
といつも思う。
このお坊さんだって結構
理知的で運動選手のような
体格と凛々しい顔立ちをして
いるのだが。
こういう見方は偏見かも
しれない。
剃髪が終了すると次が体を清める水掛けである。
水には花びらと香水を入れてあるが、この日はクソ暑い日で氷まで入っていた。
さぞかし冷たかったであろう、最後はガタガタ震えていた。
これも同じく親族の濃い順に
行うのだが、可哀想と思った
のか、途中から氷は取り
除かれたが、水そのものは
冷たいままである。
こうして体を清めて、白の装束に身を包むのであるが、まだ剃髪した俗人に変わりなく
この後まだ儀式が待っているのである。
セットだと言って購入した
のだが、ズボンの方の腰紐
が付いておらず、お寺から
借用。
上着の方も前を合わせる
ヒモもなく仕方なく、ピンで
固定する。
タイの買物は要注意だ。
さてここまでやっと進んだが、次の儀式は7時からだというので、家に帰って腹拵えだ。
一度に続けてやればいいものを本当に疲れる。
でもこんな風に、時間はゆったり流れてゆくのもタイなんだろう。
とはいえ、毎晩晩酌をするわが身は苦しみに耐えない。
さて7時にまたお寺に入りした。
今度は講堂内である。
これまた両親、親族の濃い順に出家者の前で、右端の男性のいうことに従って、お経
なのか何か判らないが、出家者の言葉を聞き礼を受ける。
出家の第一の目的が、両親親族に対する徳を積む(タンブン)のであるから、ある意味
そういうことを行うという宣誓をしているのかもしれない。
そして本日最後の説教であるが、長い読経の後坊さんが教本のようなものを読み
ながら、出家者に説教を行ってこの日は終了。
お坊さんが持っているのは
横書きの教本のようなもの
なので、お経を唱えている
のではないため、三藏の
一つを聞かせているのかも
しれない。
やっと長い長い一日が終わったが、これで出家したわけではなく、本番は21日の
7時から行われる。
この日家に帰って、ミヤさんも従妹たちに囲まれて話が弾み、私も加わって沢山飲んで
しまったが、一夜明ければ本番である。
Posted by jinbei at 17:30│Comments(1)
│タイの文化
この記事へのコメント
私もドライバーの息子さんが出家するとのことで、パーティに呼ばれて行って、ステージでお祝いのスピーチまでしたことがありました。
白の装束でお説教とかを延々と受けているかと思うと、急に大音響で音楽が掛かり踊りだしたり、とどういう儀式なのか分からないまま、それなりの時間になったので帰った、と言う経験がありました。
本記事と同様に前夜祭、みたいなステージだったんでしょうかね。
続きを楽しみにしてます。
白の装束でお説教とかを延々と受けているかと思うと、急に大音響で音楽が掛かり踊りだしたり、とどういう儀式なのか分からないまま、それなりの時間になったので帰った、と言う経験がありました。
本記事と同様に前夜祭、みたいなステージだったんでしょうかね。
続きを楽しみにしてます。
Posted by Masaosa at 2019年04月24日 09:34