2019年04月24日
息子のブアック(出家);儀式は無事終了
21日(日曜)はいよいよ出家の最後の儀式である。









4人+11人なのだから狭い家の中で、朝5時頃から起きだしてワイワイガヤガヤ、
ウロウロ・オロオロと煩いことこの上ないが、それでも7時には全員お寺に到着。
本番であるため、会社の友人たちも三々五々集まり始め、式を執り行う人の案内で、
昨日と同様に身を清める儀式からだが、さすが朝から氷は入っていない。
身を清めた後は、講堂内で
これまた昨日と同じく出家
本人の御礼なのか挨拶が、
身内から始まりそれぞれの
グループで記念写真。
さていよいよ本番に臨むのであるが、全員で仏具やらタンブンの品々を身内の濃い
順に持って並び、行列を作るところである。
私とミヤさんが先頭だが、
この役目は本当の両親の
役目だったかも知れず、
その両親は結局顔を見せ
なかった。
10日ほど前であろうか、
ミヤさんが「ピーノ 怒らない
で聞いて、私も怒ってるん
だから」と言い出した。
話を聞くと義母が我が家には相談もせずに、勝手に先方に連絡したそうである。
もう20年近くも音信も途絶えているというのに、全くお節介にもほどがある。
それ以来義母とミヤさんはギクシャクしているが、ミヤさんが我慢しているので私が
怒るわけにもいかないが、恐らく先方の方が気を使ったのであろう。
さて子供たちを先導にして行列がスタートした。
笛や太鼓の鳴物、更には踊り手などを雇うと20万B・30万Bトなるそうであるが、
家はごく一般のやり方である。

式を取り仕切る男性の、
「ホ~オ、オ~、オ~」の
奇声に合わせ、全員が
「オー」と叫びながら緩やか
に、本堂を3周する。
暑くてたまらなかった。
さて本堂に到着すると、指示に従って出家者は本堂前に座り礼である。

向かって右のオレンジの
シャツを着た男の人が
ここまでの指示を出して
いた。
出家者は、この人の言う
通り復唱するのであるが、
日本人にはサッパリ
判らない。
下の写真は、既に「息子の出家準備」で紹介したが、出家する者から参列者への
お返しの「おひねり」で、これもタンブンになるだろうか。

1B・2B・5Bのコインを
包んだ「おひねり」で、
全部で999個用意した。
これを節分の豆撒き宜しく
参列者に向かって
バラ撒くのである
出家者はこの後本堂に入るのだが、ここから先は別の男性が式を執り行うらしい。

私とミヤさんが、オレンジ
色の僧衣を手渡したところ
である。
さていよいよここからが山場となる。
ブッダのすぐ前にこのお寺の一番偉いお坊さん、出家者の左右にNo2とNo3らしい
お坊さん、そして左右に5人づつのお坊さんの前で、覚えてきたバーリ語のお経を
暗誦しなければならない。

聞いていたところどうやら
2か所つかえて声がだせ
ないところがあったが、
左のお坊さんが小さな声で
教えたようである。
こうしてなんとか通過しやっとオレンジの僧衣に着替えて、もう一度高僧の前に。
こうして見ると座り方が
ぎこちないが、それでも
一回り大きくなったような
気がしてくる。
もう一度全員による読経の
あと、高僧から長い説教を
聞くのである。
いよいよ大詰めらしく、出家者は本堂入口のブッダ正面に立ち、立ったままでNo.2と
No.3のお坊さんから何か問答のようなことをやって終了した。
何を言っているか判る筈も
ない。
すべてが終了して外に出る。
この日学んだ教えと、短期
間ではあるがこれからの
修行で学んだことを生か
して欲しいものである。
近くで見ている娘は、声も
かけられずにいる。
それほど威厳があった儀式
だと思ったのである。
さて出家のための儀式は終了したが、このイベント自体はまだ終了しているわけでは
ないのである。
お坊さんの食事、それが終わってからの参会者の食事が終了してこのイベントは終了
となるのであるが、小さな子は飽きてしまって可哀想だとも思う。
【豆知識;一般人がお坊さんに対してしてはいけないこと】
タイにおられる人は知っていると思うが、
1.バスやタクシーなどの乗り物で、お坊さんが座っている座席の横が空いていても
女性は横に座ってはいけない。
今回ミヤさんに私が注意されたこと
2.お坊さんの俗世の名前を呼んではいけない。
たとえ自分の子供であっても名を呼ぶのではなく、お坊さん(タイ語;プㇻ)なのである。
3.お坊さんの類別詞は人ではない。
お坊さんが何人(タイ語➡何;ギー、人;コン)来た?ではなく
ギーオン来た?だそうだが、オンをどう訳せばいいか私には判らない。
私は知ってはいたが、今回参会して頂いた日本人は恐らく知らなかったであろうが、
4.葬儀・法要・出家式等のイベントで、お坊さんより先に食事をしてはいけない。
飲み物は問題ない。
郷に入っては郷に従えである。
Posted by jinbei at 13:12│Comments(4)
│タイの文化
この記事へのコメント
暑い中
お疲れ様でした。
お疲れ様でした。
Posted by サコンナコン at 2019年04月25日 15:42
サコンナコンさん
有難うございます。
本当に暑かったですよ。
でもね、なんというか一つの節目を通過させた責任を果たした、みたいな気が
しています。
日本人ですね。
有難うございます。
本当に暑かったですよ。
でもね、なんというか一つの節目を通過させた責任を果たした、みたいな気が
しています。
日本人ですね。
Posted by jinbei
at 2019年04月25日 17:21

出家の儀式、ご苦労様でした。
もう2年前になるかな、大好きなバー君もなんちゃって出家をしました。
小学校の5年生だったかな。
タイの男性には大きなイベントですからね。
お疲れ様でした。
もう2年前になるかな、大好きなバー君もなんちゃって出家をしました。
小学校の5年生だったかな。
タイの男性には大きなイベントですからね。
お疲れ様でした。
Posted by ドラえもん at 2019年04月26日 16:13
ドラえもんさん
そうでしたね、パー君の坊主頭可愛かったですね。
実の息子でないにしろ、日本姓に改名し我が子として育て、それなりに一人前にして節目を迎えさせた。
何となく一つ責任を果たしたという感じです。
今朝還俗して帰ってきましたが、帰って来ただけでこれからの3日間は、
通いでお寺の清掃などの手伝いだそうです。
そうでしたね、パー君の坊主頭可愛かったですね。
実の息子でないにしろ、日本姓に改名し我が子として育て、それなりに一人前にして節目を迎えさせた。
何となく一つ責任を果たしたという感じです。
今朝還俗して帰ってきましたが、帰って来ただけでこれからの3日間は、
通いでお寺の清掃などの手伝いだそうです。
Posted by jinbei
at 2019年04月28日 11:17
