2017年04月15日
4回目の犬の献血に行ってきた
4月12日 犬の献血に行ってきた。
昨年暮れに献血しているから、最低3か月の間を置かなければならなく、4月に入ってこれで
3件目の献血要請である。
要請があったからといって、すぐに対応できるというものではなく、まず何よりも犬の健康状態、
次に私たちの都合が合わないと、犬を連れに来てもらわなければならないが、我が家は
シラチャで病院はラク・シまで行かなければならず、一度だけ連れに来てもらったが、あとは
こちらで対応した。
今回の依頼はコーギー13歳でもう老犬であり、ガンのために右前脚の切断が必要とのこと。
犬のガンは結構多く、これまでに家の犬が供給した血の殆どは、ガンを患った犬への提供
であった。
さて ラク・シにあるカセサート大学の動物病院まで我が家から120kmはある。
普段の時期だと2時間は掛るが、今はソンクラーンでバンコックは車が少なくなっており
1時間半掛った。
ここがカセサート大学の動物病院で駐車場側から見たところで、1階で受付3階で検査と採血。
こちらは裏に回って中庭から見たところで、右側の建物が上の写真。
コレが動物病院かと思うほど大きく広く、ミヤさん曰く周囲の建物は全て動物病院関係の
建物とのこと。
受付が終わって、検査開始でまずは健康状態の確認(聴診器を当てて診ているところ)。
次は検査用の採血だが、前回問題なくても病気にかかっているかもしれないため必ず行う。
見た目病気にかかっていなくとも、ダニや見逃すほどの皮膚病で血液が汚れていることが
あるからだ。
検査は3頭で約1時間半
待たされた。
下の写真はLEOで、老犬で献血はできず関係なく、健康状態の確認のため連れてきたのだが、
結果として3頭とも全く問題なく、中でもLEOが一番良い健康状態の血液であるとのこと。
前にも書いたが、犬の血液型は9タイプほどあるそうだが、我が家の犬はどの血液型にも提供
できるそうで、彼らはこのLEOの血統からきていると思っている。
さて輸血用の採血であるが、意識がある程度に弱い麻酔を打って行うが、首筋の静脈から
採血するため、バリカンで首筋の毛を剃り落とす。
医者は首筋の静脈に針を突き刺してそこから採血するのであるが、これを写真に収めようと
したら娘が「お父さん! いけないって言ってるよ」と急に言い出す。
飼い主が献血を申し出て、その写真を撮ろうとすることがどうしていけないのか、納得でき
ないため文句を言おうと思ったが、規則でダメなものはダメだろうと思い直して諦めた。
白いところが毛を剃り落して見えている肌。(写真はLock)
下の写真は前回(3回目;昨年暮れ)のものであるが、採血された血液はこのように手術用の
袋に納められ手術に臨む。
今回の採血はLockが450cc Luckが400ccであった。
これはLockの体重が57kgでLuckは37kgだからだ。
写真を撮るのも億劫になってうっかりしていたため、採血直後の撮影を忘れてしまい、家に
帰ってから思い出してリラックスしている姿を撮った。
首に巻いているのは、毎回のことであるがドナードッグのスカーフである。
これで12~13枚は溜まったであろうか。
2頭ともお疲れさまでした。
首に巻かれたドナードッグのスカーフが誇らしい感じですね。