2019年08月20日
マムアン ハウ マナオ ホー・・・雨季の合間に
いつもより遅く起きだして朝食の支度をしていると、外にいたミヤさんが家に
入ってきて手に持った赤い果実を差し出します。
綺麗な赤い茱萸みたいな大きさの果実で、果肉はナツメみたいな感じがする
のですが、ミヤさん曰く「すごくスッパイから、塩を少しつけて食べるといい」と
言います。
1B硬貨と比べるほど
小さな果実です。
酸っぱいと言っても食べ
たことがない私は、
どんな味がするのか
そのまま齧ってみました
が、確かに中途半端
ではない酸っぱさです。
でも青いマッカム(タマ
リンド)ほどの酸っぱさ
ではありません。
ミヤさんにどこで手に入れたのか聞くと、Soi 9の奥さんに貰ったと言うので
好奇心の塊である私は、早速携帯を持って撮影です。
断って撮影するほどの
ことはなく、塀越しに赤い
実を付けた木が見えます
が、さほど大きな木では
ありません。
とは言え小さな赤い実が
一杯なっていました。
このお宅には私が興味を持っているものがもう一本植えられているんです。
大きな果実のラムットです。
このお宅のラムットは
普通のと違って野球の
ボールくらいあり、
我が家のと比べると
ゆうに4倍はあろうかと
思われます。
褐色の実が見えますが、
あれがラムットです。
我が家のラムットはというと、まだ若木で小さいのですが、それでも今年は
5つほど実を付けました。
木がまだ小さいので、
地上すれすれに生って
います。
そのすぐ上にはこれから
実を付けるかもしれない
花芽が見えます。
ところで、このすぐ隣に植えてあるマンゴーに、また第4陣の花が咲きました。
第3陣に実を付けたのは
まだとってないのに、
それと同じ枝に花を
付けています。
よく見ると上の方にも
花芽がちらほらと芽吹い
てているのが見えます。
水遣りを欠かさずして
いると、果樹はこうして
返してくれるのです。
有難く頂いています。
さてこちらはこの前紹介したばかりのレッムナン種のバナナです。
小さいながらも果肉が
付いて、大分太って
来ました。
あと2週間もすれば実が
黄色く色づき始める
でしょう。
そうすればこの房は
切り取って、この茎は
一生を閉じます。
さて今年の乾季明けの時分に、思いっきり枝を払ったカヌン(ジャック
フルーツ)ですが、枝を払い過ぎて今年はは無理かと思っていたのですが、
やっぱり実を付けてくれました。
まだ赤ん坊のコブシ程度
しかありませんが、実が
熟して甘い香りを出す頃
には大人の頭ほどにも
なります。
実が付いている茎が
細いと自然淘汰でしょう
か、実が成長しきれず
落果します。
ですからこの枝では
2個できる筈です。
果樹がこうして育っていくのを見守るってのは、本当に癒されますね。
こんな猫の額ほどの土地でも、適度に水遣りし時に追肥してやると植物は
お礼をしてくれます。
これからも色々植えて楽しみたいですわ。
うちのカヌンは今年はだめですね。
タイの土壌ってそんなに肥沃とは思えないのですが、タラートに行くと野菜も
さることながら、果物もものすごく抱負。
日本に比べて土地が広いだけではなく、やっぱり熱帯雨林という気候が
この自然を支えているんでしょうね。
家の近くの家庭菜園で、パイナップルを植えているお宅があれば、キャッサバを
イモ代わりに食べるとかで植えているお宅もあります。
日本だと肥料とや薬剤とがとても進歩してますね。
販売先が確定していない限りタイの田舎でそんな農業やっても収益は無いのです。
無農薬無施肥で自給自足が考えられる。それがタイの自然。
その代表が稲作。
うちの田んぼには肥料入れないけどなぜかよく実る。
地表にある栄養分が雨で流され田んぼに集まる。
見た目はくたびれた土地に見える。
雑草は年中生え変わっているのです。
雑草が源。
タイの水の循環とともに栄養に循環がたっぷりあるから、シラチャあたりの
側道の家庭菜園でもパイナップルは育つし、ちょっとした畑を持っていれば
自然が作物を育ててくれる。
そんな気がします。
家のマンゴーなど、側道に植えて殆ど水やりだけですもんね。