2018年08月24日
アン・シラ(バンセン)の道教寺院
先日アン・シラのタラ―トへカニを買いに行ったときに、面白いところを見つけた。
4階建ての建物の柱










バンセンビーチからバンコック方面に向かって、およそ7~8分走るとアン・シラの
フィッシュセンター(魚市場)につきますが、その手前100mくらいの右側に、中国風の
色彩の強い寺院のような建物がありました。
興味があったので、ミヤさんを車に待たせて、私一人で門をくぐって中に入って、
驚いたのなんの、思わず「なんだこれは」、と言いたくなるようなものが待っていました。
という柱、屋根まで竜
で飾られ赤・金・緑の
極彩色に溢れてい
ます。
これは本堂になるん
だろうか?
この向かって左にあった、これは鼓楼ですね。
鼓楼にしては豪華すぎる
建物です。
この柱・屋根にも竜が一杯
飾られています。
この鼓楼の前には唖形像(口を開いている)と吽形像(口は結ばれている)が置かれ
ています。
日本の仁王様と
違って、この石像は
なぜか衣服をまとっ
ています。
しかし う~ん なんだここはですよ。
日本式に考えれば、阿吽の像があるってことは寺院ですが、上の本堂らしき建物の
入口両脇には狛犬が陣取っています。
狛犬となれば、これは神社であり、上の建物は本堂ではなく本院になるわけです。
ま それは後で調べることにして、本院(?)の隣=鼓楼と対称の位置に鐘楼があり
ます。
釣鐘が金です。
何もここまでしなく
てもと思いますが。
しかし写真が小さく、
見難いでしょうが、
思わず笑っちゃい
ました。
こちらの阿吽の像は、唖形が琵琶を奏でながら笑っているし、吽形は横笛らしきものを
持って微笑んでいます。
そして本院の真正面にはこれまた信じられない像です。
左手に金の輪、
右手に如意棒のよう
な棒を持った童子が
9匹の竜に囲まれた
像がありましたが、
何を表しているん
だろうか。
後ろの本院入口の上に「道徳天霊宮」と書かれた額が掛かています。
するとここは「宮」である以上寺院ではなく、天満宮なんかと同じ神社なんでしょう。
果たしてタイに神社なんかあるんだろうか?とまた疑問です。
そしてその横の香炉と灯篭なんですが、これも金ぴか。
これはやりすぎでは
ないかい?
しかし足は獅子を
形取っていて細工が
細やか。
でも竜は寸詰まりで
下半身はトッケーの
ようだ。
・・・が、ウン?神社なのに線香?ここ疑問の塊みたいなところである。
さてこちらは 講堂だろうか?
この講堂(?)は飾り
っ気はないけれど、
日本人にはこの方が
受け入れ易い。
こっちにも先ほどの童子らしき人物と竜、そしてこれを取り巻く魚らしいものを持った
子供たちの像がありました。 こちらも何を表そうとしているのかわからない。
先に鼓楼を出してしまったが、楼門(お寺なら山門になるだろう)を入ってすぐに、
五重の屋根を持った
六角堂が2棟建って
います。
これまた飾りが凝って
いて、竜はもちろん麒麟
朱雀・はては鶴らしい鳥も
います。
壁にはどうやら仙人らしい
人物像が、彩色豊かに
描かれています。
何を祀ってあるのか?
結局何を祀っているのか
分かりませんでした。
本当はここから始めなければいけなかったんでしょうが、楼門を入っていきなり圧倒
されたので最後になっちゃいましたが、改装中の楼門です。
これも立派です。
しかしです、白壁に
浮き彫りにされた
トラの稚拙さは、
猫みたいです。
早々に引き上げ、車の中でミヤさんに、「ここは何というお寺だ」と聞くと、ミヤさん曰く
「ここはワットではなくサンジャウで、ピーノの家に行ったときに連れてってくれたところ
(多分 浅間神社)と同じで、サン ジャウ ナー チャー サー タイ チウって名前」と
説明してくれました。
家に帰ってGoogleで「神社のタイ語」を引くと「サン ジャウ」です。
しかし一体何の神社だろうと、念のため額に書かれていた「道徳天霊宮」をチェック
したところ、驚きましたね実際。
なんとここは中国の神社で広く知られていると言う訳ではなさそうですが、「知る人ぞ
知る」の場所だったようです。
(多分 浅間神社)と同じで、サン ジャウ ナー チャー サー タイ チウって名前」と
説明してくれました。
家に帰ってGoogleで「神社のタイ語」を引くと「サン ジャウ」です。
しかし一体何の神社だろうと、念のため額に書かれていた「道徳天霊宮」をチェック
したところ、驚きましたね実際。
なんとここは中国の神社で広く知られていると言う訳ではなさそうですが、「知る人ぞ
知る」の場所だったようです。
本院の中にも見どころはいっぱいあるようです。
興味のある方は下記ご覧ください。
タイ旅行記(道徳天霊宮)
cluricaune.world.coocan.jp/2013-09-thailand/temple.html
道理で仏像が見当たらないと思いましたが、また疑問です。
「宮」というからには何らかの宗教に違いないと、いろいろと調べまくったら道教に
関係ありそうだが、道教って宗教だっけ???
老子の教えだくらいは知っているが、それ以上の知識はなく、またGoogleを調べる。
すると中国3大宗教の一つとあった。
仏教 儒教 道教 だそうである。
そうか道教って老子の教えではなかったんだ、またまた調べると、「中国古来の雑多な
民間信仰に、神仙思想や老荘思想を取り入れ、更に陰陽五行説、易、呪術、卜占
などを融合したものとありました。
中心的協議は次の2つだそうです。
1.神仙思想
2.老荘思想
日本への影響は、そのまま入ったわけではないらしく、「陰陽道」として伝えれられ、
又浦島太郎、七夕などのルーツでもあるそうです。
この「道徳天霊宮」への行き方ですが、下記マップをご覧ください。
(最初からマップを見ていれば、ここが道教寺院?って分ったんですがね)
Posted by jinbei at 20:48│Comments(0)
│タイ生活